本ウェブサイトの管理者(加納学@京都大学)が作成した解説資料です.
日本学術振興会プロセスシステム工学第143委員会ワークショップNo.25の最終報告書です.産学が連携して制御性能監視について検討した結果がまとめられています.また,制御性能評価や調節弁固着診断を実施できるソフトウェア(LoopDiag)をダウンロードできます.
制御性能監視/制御性能評価について学習するためには,プロセス制御の基礎を習得しておく必要があります.「プロセス制御を理解するための書籍・テキスト」を参照して下さい.
制御性能監視/制御性能評価に関する知識を身に付けるためには,とくかく,このテキストを読まなければ話になりません.
Performance Assessment of Control Loops: Theory and Applications 著者: Biao Huang, Sirish L. Shah 最初の制御性能監視/制御性能評価のテキストです.最小分散制御をベンチマークとする方法を中心に,その多変数系への拡張も含めて,詳細に解説しています.制御性能監視/制御性能評価を勉強するなら,この本から. |
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Process Control Performance Assessment: From Theory to Implementation 著者: Andrzej W. Ordys, Damien Uduehi, Michael A. Johnson 遂に,制御性能監視/制御性能評価に関する新しいテキストが登場しました.理論もさることながら,実用にも重きを置いている書籍です.制御性能監視/制御性能評価に携わっている,または興味を持っている技術者や研究者は,とりあえず読んでおかないといけないでしょう. |
制御性能監視/制御性能評価に関する書籍や論文を読むためには,時系列データ解析やシステム同定に関する基礎知識が必要です.
信号解析とシステム同定 著者: 中溝高好 基本的な事項から丁寧に解説されており,初学者にお勧めできます.前半はAR(自己回帰)モデルやARMA(自己回帰移動平均)モデルなどの時系列モデルの同定についての解説で,後半がシステム同定の解説です. |
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システム同定入門 著者: 片山徹 システム制御情報学会が編集しているシステム制御情報ライブラリーシリーズの1冊です.このシリーズは総じて全くの初心者が読めるテキストではないと思いますが,システム同定についてきちんと勉強したい方にはお勧めできる一冊です. |
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システム同定―部分空間法からのアプローチ 著者: 片山徹 最近流行の部分空間同定の解説書です.英語版もあります. |